第11回岐阜4区、55年ぶりの保守分裂が生んだしこり「飛騨はかわった」

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山下周平
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 富山から愛知両県境まで、岐阜県を南北に貫く岐阜4区は、小選挙区制になった1996年以降、自民党が議席を守り続ける「保守王国」だ。3世代にわたり飛驒地域の地盤を守るが、立憲民主党などの野党が突き崩そうと火花を散らす。

 「100人をめどに4区内の知人を紹介して」

 6日、自民県議にそんな趣旨の文書が配られた。県連幹事長と連名で文書を出した重鎮の猫田孝県議(81)は「引き締めを図るというのかな。厳しい状況ということを知らしめる意味だ」。13日には、猫田氏自らが4区内の建設業者の団体を行脚した。

 国土交通相などを歴任した金子一義氏(78)から、前回の2017年衆院選で3代目の長男俊平氏(43)に替わり再選をめざす。盤石にも見えるが、重鎮県議が乗り込むのは異例だ。

 4区では森友・加計学園の疑惑追及で注目を集めた立憲の今井雅人氏(59)も活動する。

 4回連続で比例復活当選し、17年は金子氏に約1万5千票差まで迫った。今回、共産党との野党共闘で今井氏に一本化され、17年の得票を単純に足せば、金子氏との勝敗は逆転する。

 金子氏は北部の飛驒地域(3…

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