「ぼんやりと政権容認が減った」 コロナが変えた有権者の意識

有料会員記事2021衆院選

聞き手・川見能人 聞き手・長野佑介
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 岸田文雄首相は14日、衆議院を解散した。コロナ下では初の衆院選が始まる。今回の選挙で何が問われるのか、識者に聞いた。

有権者の行動に詳しい谷口尚子・慶応義塾大学教授

 コロナの影響で、有権者の政治への視線はこれまで以上に厳しくなっていると感じる。国際的に見ても、日本人は安定や安全を重視する傾向が目立ち、これを担保する役割を政治に求めてきた。コロナの抑え込みに苦労した安倍・菅政権が支持を失ったのもその価値観の表れで、この選挙で、各党がその懸念にどう応えられるかが一つの注目点だ。

 複数の政党が掲げる給付金は生活防衛につながり、人々の不安を取り除くことを意図した政策だが、財源確保の方法や効果はあいまいかつ様々で、将来的にどの党の提案が本当に生活の安定につながるのか、吟味する必要がある。

 記事後半では、谷口教授は「新しい価値観の部分では各党の主張が異なり政党の個性が表れている」と指摘します。また、若者文化に詳しいマーケティングアナリストの原田曜平さんは、コロナの影響で被害者意識を強く持つ若者世代がコロナ禍での唯一の希望との論考を語ります。

 一方、ジェンダーや多様性の…

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