トントン拍子に大人への一歩? 飲みやすいコーヒー、高校生が開発

松永佳伸
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 岐阜県関市の市立関商工高校総合ビジネス科の3年生20人が、独自のブレンドコーヒーと県産米粉を使った焼きドーナツを地元企業と開発した。市場調査や試食を重ねた自慢の逸品で、定番商品としての普及をめざしている。

 関商工は模擬会社「Seki Shoko Company(関商工カンパニー)」を設立し、新商品の開発や販売などを手がけている。今年度は、関市のコーヒー販売店「開化珈琲(コーヒー)」(倉知)と洋菓子店「Sweets homare(スイーツホマレ)」(鋳物師屋4丁目)と商品開発に取り組んできた。

 コーヒーパック「さわやかぶれんど」は、初めてコーヒーを飲む高校生にも飲みやすく、さわやかで後味をすっきりさせた。パッケージデザインは童話「3匹の子ぶた」をイメージ。コーヒーを味わう大人への一歩と、行き詰まっているときに飲んでリラックスし、トントン拍子で勉強や仕事がはかどってほしいという願いを込めた。

 焼きドーナツは、20種類近いアイデアをもとに試作を繰り返し、焼きリンゴ、紫芋、くるみ、メープル、ずんだの五つの味にたどり着いた。季節限定商品として栗、イチジク、カボチャ味の3品を加えた。箱のパッケージも生徒たちが考えた。早川なつみさん(18)は「なかなか思った味に仕上がらず大変だったが、商品には自信がある」と話す。

 商品は、まちづくり施設「本町BASE」や観光複合施設「せきてらす」などで今月末まで販売する。16、17日は、刃物まつりに合わせて、生徒たちが本町BASEで直接販売する。

 スイーツホマレの店頭では「関商工コーナー」をつくり、焼きドーナツを定番商品として販売することも決まった。上野亘茂(のぶしげ)社長(47)は「生徒たちの商品開発にかける思いに圧倒された。たくさん刺激を受けることができ、いい商品を仕上げることができて満足」と目を細めた。

 価格は、いずれも税込みで焼きドーナツ5個入りが1200円、コーヒー3袋とドーナツ5個の「SHOKO・HOTひと息SET」は1500円。コーヒー1袋は150円、ドーナツは1個220円と250円がある。(松永佳伸)