落札直後にシュレッダー バンクシーの話題作、29億円で落札

ロンドン=金成隆一
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 落札直後に下半分が突然細断された英国の覆面芸術家バンクシーの絵画が14日、競売大手サザビーズの競売で、1858万2千ポンド(約29億円)で落札された。英メディアによると、バンクシー作品として史上最高額。

 サザビーズによると、入札には9人が参加し、約10分後に落札された。英メディアによると、競売開始価格は250万ポンドだった。

 作品名は「愛はごみ箱の中に」。2018年当時は「少女と風船」との作品名で、約104万ポンド(約1億5500万円)で落札直後に額縁の下部に仕掛けられたシュレッダーが作動し、作品の下半分が細断された。その模様はSNSで拡散し、国内外で話題を呼んだ。細断後に作品名が改称された。

 バンクシーは英国を中心に活動するストリートアーティスト。本名などの素性は謎に包まれている。反戦や反権力などメッセージ性の強い作品で知られ、作品は高値で取引されている。(ロンドン=金成隆一)