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子どもの入院付き添い「めちゃくちゃつらい」 親の責任感頼みは限界

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山下剛
写真・図版
子どもの入院付き添いを描いた四月さよならさんの漫画
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 子どもが入院したとき、親が病院で付き添いを求められることがあります。意外に知られていないのが、その過酷な実態。子どもの小さなベッドで添い寝して、子どもが寝たすきにご飯を買いに走る――。そんな経験を漫画で描いたツイートが、話題になっています。

 投稿した女性が4年前の体験を書いたのは、「めちゃくちゃつらいけど知らない人は本当に知らない世界なのでぜひ知って欲しい」という思いからでした。

 入院付き添いは本来は例外的な措置のはずが、大半が求められているという調査も。医療現場からは、コロナ禍で負担が増しているという指摘もあります。改善の手立てはないのでしょうか。

付き添い経験描いたツイートに「共感しかない」

 「娘は生後0カ月から3カ月半まで入院していて、そのうち2カ月間は付き添い入院でした」

 東京都内に住む四月さよなら(@suika_apr)さんは5日、付き添いの経験を描いた漫画を添えて、ツイッターにこう投稿した。

 瞬く間に1万件近くリツイートされ、2・5万件の「いいね」がついた。付き添い経験者からは、「今考えると本当に過酷」「共感しかない」といったコメントが次々と寄せられた。

 四月さんの長女、すいかさんがけいれんを起こしたのは2017年1月。生まれて3週目で、四月さんが数時間おきの授乳の日々に少し慣れた頃だった。

 地域の拠点病院の救急外来に駆け込み、MRIなどたくさんの検査を受けた結果、脳梗塞(こうそく)と判明した。新生児で脳梗塞になるのは珍しく、原因はわからずじまいだという。

 人工呼吸器をつけ、ミルクを入れるチューブを鼻から通していたすいかさん。人工呼吸器が外れた翌日、集中治療室(ICU)から小児病棟の保育器に移った。そして、口からミルクを飲めるようになると、いよいよ保育器からベッドへ。

 看護師長から「お母さん、明日から付き添い入院、いける?」と尋ねられた四月さんは「できます」と即答した。

 当時は産休中。毎日、病院ですいかさんに面会してから帰宅後、使っていないベビーチェアをみるのがつらかった。「娘と一緒に過ごせるのが、うれしかった」

記事の後半では、入院付き添いの過酷な実態を、四月さんの漫画とともにお伝えします。4歳になったすいかさんの成長の様子も。

食事は売店、小児用ベッドに添い寝

 しかし、付き添いは思ってもみない過酷さだった。

 その病院では、付き添う家族…

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