視聴率53.7%を刻んだアイツ 迫る世代交代、たどり着いた境地

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野村周平
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 いつの間にか、チームの最年長になっていた。

 ラグビー日本代表の山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)は6月、33歳の誕生日を迎えた。

 ポジションはフルバック(FB)。15人の最後尾の位置から「最後のとりで」として全体に目配りする。

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 長年、主将を務めたリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、司令塔のスタンドオフ(SO)を担ってきた田村優(横浜キヤノンイーグルス)は同年代。代表の中心選手が多く輩出する「花の1988年度世代」の中で、山中は一番生まれが早い。

 188センチ、100キロ。恵まれた体格はバックスではワールドクラスだ。キックやパスの技術も高い。日本一に輝いた大阪・東海大仰星高時代は、その将来性に目をつけた欧州のクラブから誘われたこともある。

 ただ、日本代表には、なかなか定着できなかった。

 早大時代に代表に呼ばれたが、育毛剤使用によるドーピング違反で2年間の出場停止処分を受けた。

 復帰後も、負傷者などが出た時に呼ばれる「追加招集の男」という微妙な立場が続いた。

 それでも、腐らず前を向いた…

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