MBDは料理のレシピ? マツダ、「スカイアクティブ」開発に活用

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松田史朗
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 コンピューター上で自動車の車両や部品を効率的に開発する「モデルベース開発(MBD)」。それを推進する団体を自動車大手など10社が設立すると9月に発表したが、その旗振り役がマツダだ。同社が積極的にMBDに取り組んできた背景には何があるのか。

 「おいしいものができた時に、それをレシピ(モデル)として残すようなものです」。「MBD推進センター」の設立会見で、委員長に就いた人見光夫・マツダ役員は、料理に例えてそう説明した。

 自動車大手各社は従来、部品やエンジンなどを開発する際は試作機をつくって性能を検証。その結果をもとに設計を見直し、また試作機をつくる、といった作業を繰り返してきた。

 これに対し、MBDはコンピューター上でエンジンや車全体などの動きを再現した「モデル」を作成。新しい部品などを使った場合にモデルがどう動くかをシミュレーションし、検証する作業を繰り返すことで、試作機を作らずに開発を進めることができる。

 MBDのメリットは、開発を効率化してコストを削減できることだ。それで浮いたお金を、世界的に競争が激化している電動化や自動運転といった次世代技術「CASE」にまわしたい、というのが各社の思惑だ。

 特にマツダは積極的に取り組んできた。朝日新聞の取材に応じた統合制御システム開発本部の横畑英明技監によると、2005年ごろから広島大学と共同研究を重ねるなどして、MBDを本格的に始めたという。

 当時、他の大手はハイブリッ…

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