ノルウェーで中道左派の連立政権が発足 閣僚の過半数が女性に

ロンドン=金成隆一
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 9月の総選挙の結果を受け、ノルウェー中道左派労働党と中央党の連立政権が14日、発足した。中道右派からの8年ぶりの政権交代。首相には、最大議席を獲得した労働党のストーレ党首が就き、閣僚19人のうち女性が10人と過半数を占めた。

 英メディアによると、今回の政権発足で北欧5カ国(ノルウェースウェーデンフィンランドデンマーク、アイスランド)の全首相が左派出身となった。

 選挙では、労働党と中央党、左派社会党の左派勢力で過半数を獲得。ストーレ氏は当初、左派社会党も含めた3党で連立をめざしたが、気候変動対策とエネルギー開発を巡る政策で溝が埋まらず、中央党との2党での少数政権となった。

 ノルウェー北海油田に面し、石油と天然ガスが輸出収入の4割を占める欧州屈指の産油国であると同時に、電気自動車の普及など気候変動対策への積極的な取り組みでも知られる。ロイター通信などによると、労働党は環境に配慮しながら新規のエネルギー開発を続けていく立場で、新規開発の停止を掲げる左派社会党と折り合いがつかなかった。(ロンドン=金成隆一)