「届け先がわからない!」 ドコモ通信障害にウーバー配達員も悲鳴

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藤えりか、初見翔、平井恵美
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 14日夕に起きたNTTドコモの通信障害の影響は、通信機能を利用する様々なサービスにも広がった。飲食などの宅配ができなくなったり、タクシー代がクレジットカードで払えなくなったりするなど、一部のサービスが「機能不全」の事態に陥った。

 「届け先がわからなくなった」。14日夜を中心に、飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」などの配達員から悲鳴が相次いだ。スマートフォンなどのアプリで注文依頼を受ける配達員にとって、通信環境は「生命線」。ドコモの通信障害で圏外となり、多くの配達員の宅配に支障が出た。東京都内の配達員によると、配達途中で届け先がわからなくなった配達員もいたという。

 特に14日は木曜。ウーバーイーツでは一定期間に所定の回数の配達をこなせば報酬が上乗せされる「クエスト」という仕組みがあり、「平日クエスト」最終日の木曜夜は配達員の稼働が増える。注文側も通信障害で注文できなかった可能性があり、「クエスト達成直前にクリアできなかった」という配達員の嘆きがSNSにも書き込まれている。

 配達員らでつくる労働組合「ウーバーイーツユニオン」の広報担当者は「以前に楽天モバイルの通信障害があった際には『配達員は安定したドコモ回線を使うべきだ』との意見が出たが、今回の件で『複数回線が必要なのでは』との声も出ている」と話す。

キャッシュレス店舗では飲み物も買えず

 昨年からキャッシュレス決済を導入した全国8千超の郵便局では決済端末機がドコモ回線を使っていたため、顧客が電子決済をできずに現金で払わなければならない例があった。端末機の通信がつながりにくい状態は15日も続いたという。

 タクシーの支払いにも、通信…

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