就労者の悩み相談会、和歌山市で23日 賃金未払いやパワハラなど

滝沢貴大
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 賃金未払いやハラスメントなどに悩む就労者のための相談会が、和歌山市内で開かれる。県労働委員会への相談件数が増加傾向にあるといい、同委員会事務局は「気軽に参加してほしい」と呼びかけている。

 労働相談会は、23日にイオンモール和歌山2階の特設会場である。仕事で平日は相談に行きにくい人もいるため、土曜に商業施設で開催することにした。賃金未払いやパワハラセクハラなどの労働問題について、労働委員が3人1組で相談を受ける。無料。

 同委員会は労使間で発生した問題を、中立・公正な立場で解決するため県に設置されている機関。弁護士や大学教授などからなる「公益委員」、労働組合役員からなる「労働者委員」、会社経営者や使用者団体などからなる「使用者委員」の各5人、計15人で構成されている。

 毎月第1、第3水曜に県庁で労働相談を受け付けているが、2020年度の相談件数は105件で、前年度から2・8倍に急増した。内容はパワハラ・嫌がらせが最多で、賃金未払いが続く。同委員会によると、近年は労働組合の組織率が下がり、非正規雇用も増えているという。担当者は「労組に入っていなかったり、そもそも労組がなかったりして、追い詰められて1人で悩む人が増えていることが背景にある」と話す。

 先着20人で事前予約制。空きがあれば当日会場で受け付ける。申し込みは電話(073・441・3781)かメール(e2202001@pref.wakayama.lg.jpメールする)で、氏名、連絡先、相談内容を伝える。(滝沢貴大)