ネオンサイン、街に増殖中 その理由は韓流に?

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西岡臣
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 緊急事態宣言が解除となり、少しずつ人が戻り始めた繁華街。久々に街を歩けば、明かりが戻った飲食店のきらびやかなネオンサインに心も躍る。そういえば、最近、街にネオンサインが増えた気がしませんか?

 ネオンサインといえば大正時代や昭和初期のレトロな印象。なぜ今、ネオン?

繁華街、増えるネオンサイン

 大阪・梅田周辺の居酒屋が立ち並ぶ繁華街の一角。韓国料理店「ソウルラブ」に入ると、ネオンサインで鮮やかに描かれた「#SEOUL LOVE」のシャンデリアが天井で輝き、店内をピンク色に染めていた。ハングルが書かれた看板やドラム缶を使ったテーブルなどは韓国の大衆居酒屋をイメージしていて、来店客からは「SNS映えする」と人気だ。

 派手な照明が「食事にはそぐわない」「落ち着かない」など、年配の客や同業者などから言われたこともあったが、若い女性客を中心に開店当初は店外まで行列ができるほど盛況だったという。来店していた女子大学生(18)は「内装が可愛くて、思わず写真を撮りたくなる」と満足げだ。

 近くにある今年4月に開店した居酒屋「大衆食堂 きりんホール」の店内にも、色鮮やかなLEDネオンで「き」「り」「ん」の文字が。

 店舗のデザインを手がけたのは飲食店経営コンサルタントの沖田正海(まさうみ)さん(36)。自身が手がけた梅田周辺の3店舗の装飾に、ネオンサインを採り入れた。お酒のロゴ看板を参考にしたといい、若い人には「ノスタルジックな感じがかわいい」と好評だという。沖田さんも、最近ネオン看板を付ける店が増えていると感じていて、その理由を尋ねると「『梨泰院(イテウォン)クラス』の影響かもしれない」と話した。

流行の理由には韓流?「ニュートロ」とは?

 『梨泰院クラス』は動画配信サイトのネットフリックスが配信している人気韓流ドラマ。飲食店が集まるソウルの梨泰院地区を舞台に飲食業界での成功を目指す若者たちの奮闘が描かれるストーリーで、2016~18年に連載された漫画を原作に20年1月から3月に韓国のケーブルテレビで放送されたドラマだ。

 取材をしていると、ドラマの…

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