街をきれいに、走れ「けんいち号」 小学生がデザインのごみ収集車

岡田和彦
【動画】小学生デザインごみ収集車デビュー=岡田和彦撮影
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 ごみ収集車に描く絵を募集した栄協(静岡県下田市・廣瀬拓人社長)主催の「小学生デザインコンテスト」の受賞作品をラッピングした5台の収集車が完成し9日、下田の街を走り始めた。

 同日、栄協本社で授賞式と出発式があった。最優秀賞に選ばれた下田市立朝日小1年の佐藤賢一さん(7)の作品は鮮やかな黄色地にクレヨンの全ての色を使って描いたサルを中央に配置、周りをごみ袋が取り囲む。縦1メートル、横1・4メートルの大きさで車体の左右両側にラッピングした。

 車は「けんいち号」と名付けられ、社長賞に選ばれた大川瑛人さん(大賀茂小1年)、土屋那夏さん(稲梓小6年)が描いたキャラクターと共に車の前後に愛称としてロゴがラッピングされている。

 特別賞の今井詠美さん(稲生沢小6年)の「えみ号」のドライバーは栄協社員の父親が務める。優秀賞3作も堀谷咲菜さん(下田小1年)「さな号」、粕谷優愛さん(浜崎小3年)「ゆあ号」、渡辺瑠美奈さん(浜崎小5年)「るみな号」と名付けられた。

 自分の作品と名前がラッピングされた車を見た佐藤さんは「すごい」と喜んでいた。絵はごみを食べるサルが街をきれいにするイメージで描いたという。

 コンテストには下田の小学生から179作品の応募があった。グラフィックデザイナーの経験もある廣瀬社長が審査した。「街を走る絵を通じて環境問題やふるさとの未来を考えてもらえるものになったと思う。他の町にも広げたい」と廃棄物処理・リサイクル事業を展開する南伊豆地域への拡大を計画している。(岡田和彦)