初出場の合唱コン、小さな中学校が起こした奇跡 大半が部外者でも

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佐藤太郎
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 8月の第64回県合唱コンクールでちょっとした「異変」が起きた。初出場の埼玉県横瀬町立横瀬中が金賞(県知事賞)を受賞し、第76回関東合唱コンクールへの切符をつかんだのだ。先生も生徒も「信じられない」を連発。小さな町の、小さな学校が起こした奇跡を振り返る。

 横瀬中音楽部が金賞をとったのは県合唱コンクール中学校部門同声合唱の部。「さくら さくら」など2曲を歌った。大会関係者が驚いたのは初出場というだけではない。出場メンバー28人中23人が「部外者」だったからだ。新井清人校長によると、生徒数の減少とともに、吹奏楽や合唱が単独の部としては成り立たなくなり、この4月に両部をあわせて音楽部にした。

 顧問は2018年に同校に赴任した新井真弓教諭。吹奏楽部の顧問だったが部員は5人。「部外から協力してもらえるのは合唱しかない」という理由で、音楽部で合唱に取り組むことにした。

 今年の5月ごろに全校に募集…

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