「早く売り上げ元に戻したい」 札幌、5カ月半ぶり時短解除

有料会員記事新型コロナウイルス

佐藤亜季 中野龍三
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 新型コロナウイルス感染対策で行われてきた札幌市内の飲食店への時短要請が、15日から解除された。解除は約5カ月半ぶり。ようやく時間制限無しに営業や酒類提供ができるようになり、飲食店は感染対策に気を配りつつ客足の回復に期待する。宿泊割引事業も同日再開され、観光地には早速問い合わせが相次いでいる。

 札幌・ススキノの「炭火居酒屋 炎」(中央区)は15日、午後4時の開店から客が相次いで訪れた。この日から、午前1時までの従来の営業時間に戻し、予約はほぼ満席という。午後5時ごろに同僚と訪れた会社員女性(26)は「お店で飲むのはほぼ1年ぶり。やっぱりお店は開放感があって料理もおいしい。これからもコロナとつきあっていかなければならないけど、徐々に前のように飲めるようになればいい」と話した。

 「炎」を運営する伸和ホールディングス(HD)は15日の解除を受け、市内全24店での早期の営業再開を目指している。15日は5店をまだ開けられなかった。1店10人ほどの人員を確保するのが間に合わなかったためだ。

 コロナ禍で時短や酒類提供停止の要請が繰り返され、店の売り上げは最悪のときは従来の1割ほどしかなかった時期もあるという。同社の中山洋輔取締役は「国の行動規制緩和議論も進み、今度はすぐに飲食店規制再開とはならないと思う。ようやく腰を据えて全店フル稼働できるので、早く売り上げを元に戻したい」と話す。

 伸和HDは、狸小路近くの店では8月初めから、昼間に店を開けてカレーの提供を始めた。同時期にまん延防止等重点措置で酒類提供停止が求められたためだ。これを機に、昼間もカレーと一緒にアルコールも楽しめるようにして、新たな客層を開拓したい考えだ。「コロナは夜飲み歩くという人の生活習慣を変えたが、新たな事業展開の可能性に気づかせてくれた。新事業を新たな収益源にしていきたい」(中山取締役)

 ススキノの焼き肉店「焼肉 上を向いて歩こう。」は、18日に営業を再開させる考えだ。酒類提供停止要請のもとでの店舗運営は採算がとれないと判断し、8月初めから休業していた。店主の神田隆さんは「一度離れたお客を取り戻すのは簡単ではないが、地道にやっていきたい」と話している。(佐藤亜季)

 道の宿泊費用割引事業「新し…

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