アフガニスタン誤爆、米国が見舞金を支払う意向 子どもら10人死亡

ワシントン=高野遼
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 米国防総省は14日、アフガニスタンの首都カブールで8月に米軍の誤爆により民間人10人が死亡した事件をめぐり、遺族側に見舞金を支払う意向を伝えた。同省報道官が15日、明らかにした。

 誤爆があったのは、米軍がアフガン撤退を完了する直前の8月29日。空港を狙った爆破テロ犯の車だと誤認し、米軍は無人機ドローン)により慈善団体職員ゼマリ・アフマディさんの車を空爆した。子供7人を含む計10人が死亡した。

 カービー報道官によると、14日に国防総省のカール次官がアフマディさんが勤務していた慈善団体のスティーブン・クウォン代表とオンラインで面会した。「空爆は悲劇的な過ちだった。アフマディさんらは何の責任もない無実の犠牲者だった」と伝えたという。

 カール氏は見舞金の支払いを申し出るとともに、アフマディさんの家族が米国に移住する希望があれば支援する意向も表明した。見舞金の金額は明らかにしていない。これに対し、クウォン氏は「アフマディさんは長年にわたり慈善団体で働き、アフガニスタンで高い死亡率に直面する人々の命を救う仕事をしてきた」などと振り返ったという。(ワシントン=高野遼)