第2回金持ちしか立候補できない?16回挑戦ドクター・中松さんが失った額

有料会員記事2021衆院選ニュース4U

加藤あず佐
写真・図版
インタビューに答えるドクター・中松さん=東京都内
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 「立候補には高額な供託金が必要だと聞きますが、主要政党に属さない人には厳しい制度ではないでしょうか?」。SNSで情報交換しながら取材する「#ニュース4U」の「教科書で学べない政治教室」に、兵庫県の70代男性から、そんな疑問が寄せられた。

 衆院選では立候補に、小選挙区は300万円、比例代表は600万円の供託金が必要だ。独立系候補にとっては、悩みの種でもある。

 「誰でも参加するのが民主主義なのに、供託金で立候補にブレーキをかけるのは極めて不合理」

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 そう嘆くのは、国際創造学者のドクター・中松さん(93)。約25年にわたり、衆院、参院、東京都知選に計16回立候補してきた。

 「政治を『発明』し、根本的に変えることで、経済的に苦しい人たちの力になりたい」。そう決意し、立候補を重ねてきた。1992年の参院選では、自身の政党「発明政治」も結成した。

 「組織の後ろ盾はない」中松さん。「水からエネルギーを抽出する」装置「エネレックス」など、数々の装置を発明し、2005年にはイグ・ノーベル賞(栄養学賞)も受賞。こうした発明の利益があった中松さんだから、供託金を用意して立候補することができた。

ドクター・中松さんのような、独立系候補にとっては悩みの種である供託金制度。世界ではどうなっているのでしょうか。後半では、中松さんが制度についてたっぷり語ったインタビュー動画もあります。

 供託金は選挙後、すべての候…

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