続々引退の厚労族、「幹部会」も顔ぶれ変容 暮らしの政策決定激変か

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久永隆一
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 医療や介護、子育てといった暮らしに身近な政策に影響力を持つ自民党の「厚労族」といわれる国会議員たちが今回の総選挙には出馬せず、相次いで引退する。政府予算だけで30兆円超の社会保障費や個別政策を決める舞台裏で立ち回り、有形無形で影響を与えてきた。主要メンバーがごっそり抜けることで、今後の政策決定の流れは大きく変わりそうだ。

 「幹部会」。厚生労働省の幹部や記者がそう呼ぶ非公式会合が、自民党にはある。社会保障政策で発言力のある厚労族でも、一部しかメンバーになれない。

 一方、政府の予算案や法案を事前に審査するため、自民には公式組織の「部会」がある。社会保障では「厚生労働部会」があるように分野ごとにあり、部会長人事は派閥の力も及ぶ。

 幹部会は非公式なだけに、派閥の論理と離れた存在だ。誰をメンバーにするかの差配は、幹部会のトップを長年務めてきた元衆院議長伊吹文明氏の意向が大きいといわれてきた。

業界団体の「伊吹詣で」が恒例

 伊吹氏は2年に1回の診療報…

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