山梨から来たクニマス2匹を展示 仙北市のクニマス未来館

井上怜
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 【秋田】山梨県から9月末に秋田県に新たに貸与されたクニマス10匹のうち2匹が、仙北市田沢湖クニマス未来館で展示されている。

 2匹は体長20センチほどの2歳魚。ほか8匹は北秋田市の県水産振興センター内水面試験池に届いた。

 クニマスは田沢湖の固有種だったが、酸性の河川水を湖に導入したことで1940年代に絶滅したと考えられていた。しかし2010年に山梨県富士河口湖町の西湖で70年ぶりに発見された。

 19年に山梨県から30匹が貸与され、未来館には18匹が分けられた。成長を続けたが、今年4月以降に相次いで衰弱死した。寿命と考えられている。飼育展示を続けられない恐れがあるとして、仙北市は秋田県を通じて、追加貸与を依頼していた。

 未来館で直近まで展示していたのは4歳になる4匹。新たに2歳魚が加わったことで、初めて違う年齢のクニマスを見ることができるようになった。

 同館の千葉俊成館長は「12月には1歳魚が貸与される予定で、3世代を展示できる。飼育で難しい面はあるが、年齢によるそれぞれの違いを楽しんでほしい」と話している。(井上怜)