反都構想の顔、公明前職との対立回避 自民・柳本氏「身動き取れず」

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本多由佳
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 大阪都構想の反対運動を牽引(けんいん)してきた自民党の元大阪市議が公明前職に挑む構えを見せていた衆院大阪3区は、元市議が自民党本部の求めに応じて比例近畿ブロックからの立候補に転じることで決着した。全国的な自公の選挙協力に影響する火種は除かれたが、今回の騒動で、都構想をめぐる亀裂と長年続く選挙区のすみ分けに対する不満が浮き彫りになった。(本多由佳)

 16日午前10時、大阪市西成区の事務所で始まった記者会見。自民の柳本顕・元大阪市議(47)はこう切り出した。「大阪3区からの無所属での出馬を取りやめる。期待に沿えず、心からおわび申し上げます。裏切り行為となり、断腸の思いだ」。2週間足らずでの翻意だった。

 5日に東京・永田町の党本部で甘利明幹事長、遠藤利明選挙対策委員長と面会し、大阪3区から立候補する意向を伝えた。6、7日には報道各社の取材に「有権者に選択肢を示す」と語った。

 しかし、8日に予定していた立候補表明の会見は急きょ中止に。7日夜に遠藤氏ら党幹部から「衆院選はしかるべき処遇をする」と連絡があり、「片手で頭を押さえつけられるかのようで、身動きがとれない状況になった」という。

 党本部は比例近畿ブロックで…

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