気候危機、どうやって自分事に?クイズプレーヤーの伊沢さんらが議論

香取啓介
【動画】気候危機時代~「まだ大丈夫」を変えるためにできること
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、3日目の19日、パネル討論「気候危機時代~『まだ大丈夫』を変えるためにできること」を配信した。AGC取締役兼会長で旭硝子財団理事長の島村琢哉さん、クイズプレーヤーの伊沢拓司さん、アースカンパニー共同代表の濱川明日香さんらが登壇。気候危機というスケールの大きなテーマを、どうやって自分事化し毎日の生活を変えていけばいいのか、ヒントを探った。

 洪水や干ばつ海面上昇など世界中で気候危機が現実になっている。「まだ大丈夫」と思っていると手遅れになる。気候変動対策は待ったなしの状況だ。

 旭硝子財団は地球環境の悪化による人類存続への危機感を時計の針で表す「環境危機時計」を1992年から発表している。12時に近づくほど危機感が強い。世界の有識者への調査では今年は「9時42分」だった。だが、日本の一般人では「6時35分」。財団の島村琢哉理事長は「まだまだ大丈夫だという意識を持っている。意識を上げることと、どう最初の一歩を始めるかを広めたい」と話した。

 インドネシア・バリ島を拠点に社会起業家やNGOの支援などをするアースカンパニーの濱川明日香共同代表は、経営するエコホテルの事例を紹介。照明を100%再生可能エネルギーでまかない、水は雨水を活用するなど循環型だ。初期費用はかかるが、維持費は従来の1割程度で済むという。「二酸化炭素を減らすには、我慢しなければいけないという印象があると思うが、エコ建築では無理なく減らすことができる」と話した。

 クイズプレーヤーの伊沢拓司さんは「新型コロナで、社会課題への意識は高まった。それはチャンスでもある。肩を組んで手を取り合って考えていくタイミングだ」と話した。(香取啓介)