岸田首相、靖国神社に「真榊」奉納 後藤厚労相、若宮万博相も

森岡航平、ソウル=鈴木拓也
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 岸田文雄首相は17日、東京・九段の靖国神社で秋季例大祭が始まったことにあわせ、「内閣総理大臣 岸田文雄」の名前で供え物の「真榊(まさかき)」を奉納した。また、菅義偉前首相が参拝した。菅氏は首相在任中は真榊奉納にとどめていた。

 岸田首相は9月の自民党総裁選では「時期・状況を考えたうえで参拝を考えたい」と述べていた。靖国神社によると、閣僚では後藤茂之・厚生労働相、若宮健嗣万博相も真榊を奉納したという。

 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=尾辻秀久・元厚生労働相)は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、会としての一斉参拝を見送った。尾辻氏ら一部議員が17日に参拝した。

 また、安倍晋三元首相は例大祭に先立つ14日に参拝したと公表している。

 岸田首相の真榊奉納を受けて、韓国外交省の報道官は「深い失望と遺憾を表する」とのコメントを出した。報道官は「韓国政府は、日本の責任ある人たちが新内閣の発足を契機に歴史を直視し、歴史への謙虚な省察と真の反省を行動で見せることを求める」とした。(森岡航平、ソウル=鈴木拓也)