「このままでは女性議員は増えない」三浦まりさん、日本を変えるには

有料会員記事2021衆院選

聞き手・山下剛
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 19日に公示される衆院選は、女性議員を増やすよう後押しする「候補者男女均等法」が施行されて迎える、初めての総選挙だ。だが、上智大の三浦まり教授(政治学)は「このままでは女性議員は増えない」と断言する。それはなぜか。どのような取り組みが必要なのか。

 ――衆院選小選挙区制が導入されて25年になります。この間8回の総選挙がありましたが、朝日新聞の集計では約300ある小選挙区のうち、いずれの選挙でも6割の選挙区では女性が立候補していません。女性がこれまでに一度も立候補したことがない選挙区も18ありました。

 定数1の小選挙区制度の弊害だと思います。参院選をみても複数区や比例区では比較的女性が立候補しやすいのですが、衆院選小選挙区は政党の支援がないと出にくいうえに、ほとんどの政党が現職を優先しているので、現職議員が引退するときにしかチャンスがありません。

 引退議員の中には後継に女性候補を立てたい人もいますが、息子に譲りたいという人も少なくない。自民党の女性国会議員の半分以上が世襲です。世襲じゃないとなかなか出られないのです。

 ――小選挙区制度が問題ということですか。

 海外でも小選挙区制度だと女…

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