藤井聡太三冠、台湾のアマ強豪とオンライン対戦 「好手指された」

村瀬信也
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 将棋の藤井聡太三冠(19)が17日、東京都内で海外のアマチュア強豪とインターネットを通じて対局した。将棋の国際普及を目的とした日本将棋連盟主催の「国際将棋フェスティバル」の企画の一つ。ハンディありの対局だったが、終盤までどちらが勝つかわからない熱戦が繰り広げられた。

 藤井三冠と対局したのは、台湾の高校生、張京鼎さん(16)。17日までネット対局で開催された「国際将棋トーナメント」で優勝した。藤井三冠が角を落として戦う「角落ち」のハンディをつけて始まった一戦は長期戦になったが、177手で藤井三冠が勝利を収めた。

 対局後、藤井三冠と日本将棋連盟佐藤康光会長(52)、対局の解説を務めた羽生善治九段(51)が記者会見に臨んだ。藤井三冠は対局の内容について、「こちらが気づいていない好手も指されて、素晴らしい実力を感じた」と話した。

 ネット対局の普及などに伴い、海外でも将棋を楽しむ人が増えているが、日本語以外の将棋の書籍が少ないなどの問題もある。コロナ禍で、対面での海外普及も難しくなっている。佐藤会長は、今回のフェスティバルで行った英語字幕つきの講座の配信について、「今後の普及の一助としてご覧いただければ。このフェスティバルは世界普及の柱なので、継続していきたい」と話した。

 「国際将棋トーナメント」には37の国と地域から40人が参加。「北米・中南米ゾーン」「アジア・オセアニアゾーン」「ヨーロッパ・アフリカゾーン」の3地区で予選が行われ、15~17日に16人が参加する決勝トーナメントが行われた。村瀬信也