奄美大島の秋を彩る 絶滅恐れの花4種、山中でひっそりと

奄美通信員・神田和明
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 鹿児島県奄美大島の山中で、絶滅の恐れがあるリュウキュウスズカケやリュウキュウサギソウ、ツルウリクサ、ハマトラノオがひっそりと咲き、島の秋を彩っている。

 リュウキュウスズカケは山地の岩場などに自生する多年草。淡い紫色の小さな花を穂状につける。一時期「絶滅種」に指定されたが、同島で自生が確認され、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠA類に分類されている。ⅠB類のリュウキュウサギソウは山中の林床に咲く地生ラン。ひげのような白い花弁が特徴。園芸採取などで、絶滅の危険性が高い。

 筒状の紫色の花が目を引くツルウリクサは同島が国内最後の自生地とされ、ⅠB類。ハマトラノオは海辺の岩場などに自生し、花は鮮やかなコバルト色。絶滅危惧Ⅱ類に分類される。(奄美通信員・神田和明)