勧誘の4容疑者、四天王と自称 報酬計1億円超か 西山ファーム事件

高絢実
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 クレジットカードを使った副業ビジネスを展開した「西山ファーム」(岡山県赤磐市破産手続き中)の元幹部ら5人が詐欺容疑で逮捕された事件で、容疑者のうち4人が、投資者を勧誘した報酬として計1億5千万円以上を受け取っていたとみられることが、関係者への取材で分かった。

 愛知県警によると、個人投資家花本将光(32)=大阪市中央区=、経営コンサルタント松本真一郎(34)=名古屋市千種区=、会社役員松井孝朗(33)=同市中区=、会社員山田光賢(34)=同市熱田区=の4容疑者は、それぞれが「村」と名付けた延べ150~500人のグループをつくり、「村長(むらおさ)」として、20~30代の同世代を中心に投資を呼びかけていたとみられる。4人は勧誘の中心人物で、「四天王」と自称していたという。

 花本容疑者のものとみられるSNSには、頻繁に海外旅行をする生活ぶりなどが投稿されていた。

 一部の投資者が起こした裁判記録によると、勧誘を受けた人が副業ビジネスを始めると、「村長」に一定額の報酬が入る仕組みで、4人は少なくとも計1億5千万円を得ていたという。

 県警によると、同社の副業ビジネスには少なくとも31都道府県の930人が参加。愛知の投資者が半数超の513人を占めた。全国で集めた金額は133億円にのぼるという。

 県警は17日、4人のほかに同社元幹部の伊藤弘敏容疑者(37)=岡山市北区=を詐欺容疑で逮捕した。(高絢実)