中国GDPが6期連続プラス、でも伸び率は縮小 減速傾向が顕著に

北京=西山明宏
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 中国国家統計局が18日に発表した今年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は物価変動の影響を除く実質成長率が前年同期比4・9%だった。6期連続のプラス成長だが、4~6月期の同7・9%より減速しており、中国経済の減速傾向が顕著になった。

 1~9月期で見ると、前年同期より9・8%増えたが、1~6月期に比べると伸びは減少。また7~9月期を前期(4~6月期)と比べると伸びは0・2%とほぼ横ばいにとどまった。4~6月期は同1・2%増だったため、成長の勢いは鈍化している。

 全国に広がっている電力制限や原材料の高騰によって企業の生産に影響が出ており、9月の鉱工業生産は前月比で0・05%の伸びにとどまった。また、7月から8月にかけてコロナ感染再拡大防止のため移動制限を強め、消費が停滞。小売総額は7月に前月比でマイナス0・23%となった。

 また、不動産大手の中国恒大集団の経営危機で揺れる不動産市場は、1~9月期の不動産開発投資が前年同期比で8・8%増。インフラなどの固定資産投資は同7・3%増だった。(北京=西山明宏)