第2回障害者取り残さない 全国巡り「交点」探し 模索する18歳の旅

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森本美紀
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 中学生の頃からの夢だった文化や観光を生かしたまちづくりに携わりたい。そう思って憧れの大学を受験したのに、「志望理由書に書いた『大好きなまち』の中に、弟のような障害者はいませんでした……」。

 愛媛県新居浜市の秋山響(ひびき)さん(18)は失敗した受験を振り返りつつ、こう話す。「だれもが一緒に生きられる社会を望んでいながら、障害のある人を置き去りにし、その人の可能性を見ようとしていなかった自分は最低でした」

受験失敗で気づいた、身近な弟の存在 全国巡りを計画

 響さんは受験後、重い知的障害と自閉症がある小学5年の弟の奏(かなで)さん(10)との時間を大切にしながら、障害のある人と出会うために全国を回る目標を立て、今年3月、まずは地元の障害者が通う作業所でアルバイトとして働き始めた。

 「勉強や運動が苦手で、ほめ…

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