高校生が開発したレトルトカレー 「トンでもない」発想から誕生

佐々木洋輔
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 明野高校と松阪商業高校、相可高校の県内3校の高校生らが、三重県産ブランド豚肉を使ったレトルトカレーを開発した。名付けて「高校生が作ったトンでもないカレー」。そのお味は?

 「トンでもないカレー」には、2種類のレトルトパックが入っている。一つは、明野高が生産する「伊勢あかりのぽーく」の厚切り豚肉が入った野菜カレー。もう一つは、松阪市の豚肉店「山越畜産松阪豚専門店まつぶた」の松阪豚を使ったココナツカレー。この二つのカレーをいっしょにかけて食べる「あいがけ」で、2種のブランド豚の食べ比べができる。

 レシピは相可高が考案し、商品の原価計算やパッケージデザイン、ネットなどを使った販売促進は松阪商高が担当した。コロナ下で3校の生徒は直接会うことができなかったが、リモートで試食会を開いたり、意見交換したりした。ハヤシライスやドライカレーも含めて、6種類のレシピを考案し、約1年かけて2種類に絞り、商品を完成させた。

 発売に先立って、県庁で試食会を実施。開発した約10人の高校生らを前に一見勝之知事が試食した。カレー好きという一見知事は「野菜カレーはコクがあり、ココナツカレーは他の商品と差別化しようという思いを感じる。三重県は売り出し方が下手と言われるが、こういった商品をどんどん売り出していきたい」と感想を話した。

 レシピを考えた相可高3年の山田優馬さんは「豚のうまみを感じられるように工夫した」と笑顔。指導した同校の西岡宏起教諭は「ココナツだったり、あいがけだったり、高校生のアイデアは『とんでもない』ことが多く、こちらも勉強になった」と話した。

 「トンでもないカレー」は30日以降、県内のスーパーマーケット「ぎゅーとら」の他、まつぶた、伊勢屋精肉店などで一つ1千円(税別)で販売する。(佐々木洋輔)