駅で回収した空き缶、回送列車で施設へGO 東武鉄道が実証実験

佐藤純
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 東武鉄道は、東武スカイツリーラインの各駅にある飲み物の自動販売機付近のリサイクルボックスから回収した空の容器を回送列車で運び、埼玉県春日部市内の施設で分別する実証実験を行った。

 1~14日、北千住―北春日部間の駅で回収した容器を下り回送列車に順次積み込み、分別してリサイクル業者に引き渡した。実証実験の模様は7日、報道陣に公開された。

 この日は午前10時すぎ以降、北千住、越谷、せんげん台、春日部など7駅で回収した120リットル入りの袋で21袋分の容器を、最後尾の車両に積み込んだ。北春日部駅近くの車両基地で降ろし、トラックで近くの施設に運び、東武鉄道の子会社「シンフォニア東武」の従業員らが、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、瓶に分別した。

 東武鉄道によると、対象区間の駅構内には計42台の飲み物の自販機がある。これらの自販機の飲み物以外にも、夏場を中心に、乗客が外から飲み物を持ち込み、空になった容器をリサイクルボックスに捨てることが多い。このため、自販機を管理する業者が、飲み物の補充とは別に、回収のためだけに回ることもあるという。乗客がいる駅構内を通って大量の容器を運ぶので、安全確保が課題になっている。

 東武鉄道は、実証実験を通して、従来の業者が回収する場合に比べてどのような利点があるか確かめ、回送列車の有効活用につながるかを検証する。(佐藤純)