「今回は異質、非常に珍しい選挙」 政治学者が見る総選挙の注目点

有料会員記事2021衆院選

聞き手・斎藤徹
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 衆院選が19日に公示され、31日の投開票日まで北海道内各地で選挙戦が展開される。今回の選挙の意義は何か、問われる課題は何か。私たち有権者は何に注目して選択したらよいか。現代日本政治に詳しい北海学園大の山本健太郎教授に聞いた。

コロナと政策 衆院選@北海道

 19日公示、31日投開票の衆院選は、医療体制や経済の立て直しなどコロナ対策が最大の争点となりそうです。コロナ禍の下で求められる政策を、北海道に関わる様々な課題とともに現場で探ります。北海道から随時配信します。

 ――衆院選は、自民党中心の与党に立憲民主党など少数野党が挑むという構図です。どんな意味をもつ選挙になりそうでしょうか。

 「衆院選には、政策や争点に基づき選択が求められる選挙と、現政権の業績に対する評価が求められる選挙の、大きく二つのパターンがあります。前者なら2005年の郵政解散選挙、後者なら政権交代が起きた09年や12年の選挙です。前回17年も安倍政権への評価という意味合いがありました。そう見ると、今回の衆院選は異質です。岸田政権は発足したばかりで業績はなく、目立った政策もよく見えません。有権者にとって位置づけが難しいですが、現政権が続いた場合に対する期待と、野党が政権を取った場合に生じる変化への期待のどちらを選ぶかが、一つの基準となるかと思います。将来の期待を競い合うという意味では、非常に珍しい選挙になりそうです」

 ――どんな政策課題が争点に…

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