ワインの仕込みを小学生が見学

河合博司
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 【山梨】秋が深まり、ブドウ郷の甲州市勝沼町で甲州ブドウのワイン仕込みがたけなわだ。菱山地区の菱山中央醸造(三森斉社長)では18日、昔ながらの手作業の仕込みがあり、地元の小学生が見学した。

 同醸造は、地元農家約30軒の共同醸造所だ。毎秋、一升瓶ワインで約3千本分を仕込んでいる。3月下旬、仕上がったワインは農家に分配される。

 ブドウの破砕機投入や「バスケット」と呼ばれる機器を使った果汁をしぼる作業、ボトル詰め作業などは大半が手仕事で、農家が総出で作業を分担している。

 見学したのは、菱山小学校の2、3年生児童の11人。甘い果汁を試飲したり、バスケットに圧力をかける作業を体験したりした。三森社長が「バスケットは戦前から、90年以上も使い続けています」と話すと、児童から驚きの声が上がった。

 近藤悠君(3年)が「仕事で何が一番うれしいですか」と質問すると、三森社長は「みんなが協力しておいしいワインが出来た時」と答えた。(河合博司)