背水の陣でも、ライナーが直撃しても…阪神・伊藤将司は動じない

KANSAI

内田快
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 (18日、プロ野球 阪神タイガース2―1広島カープ)

 阪神の伊藤将司は多少のことには動じない。

 1―0の七回。広島・坂倉将吾の強烈なライナーが左腰付近を直撃した。内野安打となった。顔をゆがめてベンチに下がった。

 だが、25歳の新人は1分もしないうちに平気な顔をして、走って戻ってきた。続く菊池涼介を外角低めの変化球でぼてぼての三ゴロに仕留めた。制球よく7回無失点で9勝目。「ここまで来たら気合だと思って、根性で投げました」

 後半戦でチームが3連敗以上をしたのは3度。そのうち、2度を伊藤将が止めた。13日の巨人戦は初めて中継ぎで起用されたが、「いろいろ社会人でもやってきた。不安や戸惑いはなかった」と3回無失点で応えた。

 横浜高時代に甲子園で投げ、国際武道大、JR東日本と進んで入団した。「エリート街道というか、いい高校や大学や社会人でやってきた経験がある」と矢野燿大(あきひろ)監督。重圧に強い。

 チームは背水の陣を余儀なくされている。だがこの一戦も、左腕は「なるべく相手にすきを見せないように」というポーカーフェースを貫いて投げきった。(内田快)

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