#わたしも投票します 前野朋哉さん「若者軽んじられたら悔しい」

有料記事2021衆院選

構成・上田真由美
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 19日公示、31日投開票の衆院選を前に、俳優の二階堂ふみさんや滝藤賢一さんら14人が投票を呼びかける動画「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」が投稿され、話題を集めている。リレーのように言葉が連なる映像の中で、「こんだけしか投票率ないのに決まっちゃうんだ」「どうせ行けるんだったら、行きたい」などと伝えたのは俳優の前野朋哉さん(35)。どんな気持ちでプロジェクトに参加したのか、話を聞いた。

低い投票率で決まる、なんだかなぁ

 今年の8月ごろ、映画の撮影現場でご一緒した滝藤さんからこのプロジェクトについて教わり、すごいステキな企画なので、僕も協力できることがあったらぜひ入れてほしいと言って、入れてもらいました。

 投票率がもっと上がったらいいなというのは常々、思っていたことだからです。選挙があるたびに、こんな低い投票率で物事が決まってしまうということに違和感というか、なんだかなぁという思いがありました。

 僕は二十歳になり投票権を得てから必ず投票に行ってきました。親もそうだったし、最初は選挙権があるということがちょっとうれしくて。そのうち、投票に行くことが当たり前だと思うようになりました。

 特に参考にするのは、選挙前に配られる選挙公報です。

 見やすいし、すべての候補が同じ面積の中で、どんなふうにやりたいことを書いているかに目を通します。そしてちょっとでも気になることがあれば、どういうことなのだろうとネットなどで調べています。

 妻や家族、仕事場で、身近な人と政治の話をすることもあります。もちろんいろいろな話をする中でのことで、政治の話ばかりをするわけではないけれど、人の話を聞いてどんなことを考えているのかも興味があるし、選挙前には、誰がどういう政策を掲げているらしいという情報交換もします。

回り回って自分たちに……

 でも、投票会場に行くと、目…

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