エチオピア政府軍が空爆 政府系メディアが報道、政府は全面否定

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 18日、エチオピア北部ティグライ州の州都メケレに対し政府軍が空爆し、子ども2人を含む計3人が死亡したとAFP通信などが伝えた。政府広報官は「真っ赤なうそだ」と全面否定したが、政府系メディアはその後、軍がメケレにある通信施設を空爆したと報じた。

 政府軍と同州の地元政党ティグライ人民解放戦線(TPLF)の軍事衝突は昨年11月に始まった。政府は今年6月に一方的な停戦を宣言していたが、今月中旬からTPLF側に対して新たに攻勢をかけ始めたと報じられており、再び戦闘が激化する可能性がある。

 AFP通信によると、メケレ市内の病院職員や人道支援関係者らへの取材で、18日朝に郊外に1回目の空爆が行われ、その後日中になって町の中心部に2回目の空爆が行われたとみられている。空爆について政府広報官は「メケレの住民を攻撃する理由も計画もない」「国際社会を誤った方向に導いてエチオピア政府への圧力をかけるための真っ赤なうそだ」などと反論しているという。一方、政府系メディアは同日、軍がメケレの通信施設を空爆したと報じた上で、犠牲者はなかったとしている。(ヨハネスブルク=遠藤雄司