ローマ市長に中道左派の元経済財務相が当選 現職は4位に終わる

ローマ=大室一也
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 イタリアで17、18の両日、地方選挙の決選投票があり、首都ローマの市長選では中道左派連合のロベルト・グアルティエーリ元経済財務相が約6割の得票で、中道右派連合が推す弁護士のエンリコ・ミケッティ氏を破って当選を決めた。前回2016年の市長選で勝利し、ローマ市初の女性市長となった「五つ星運動」の現職ビルジニア・ラッジ氏は再選を目指したが、3日と4日の第1回投票で4位に終わり、過半数の票を取った候補がいない場合に上位2候補で争う決選投票に進めなかった。

 反既成政治を掲げて伸長してきた「五つ星運動」は5年前の地方選でローマ市と北部トリノ市の市長選で勝利を収めたが、今回はトリノ市でも第1回投票で候補者が敗れていた。

 「五つ星運動」は18年の総選挙で第一党に躍進して以来、連立政権の一翼を担う。しかし内紛などで支持率は低下。巻き返しを図ってコンテ前首相を党首に迎え地方選に臨んだものの、党勢を回復できなかった。

 地方選は今年の春に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で秋に延期された。(ローマ=大室一也)