パウエル元米国務長官死去 政界から功績たたえる声 英雄視に疑問も

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ワシントン=園田耕司 ニューヨーク=藤原学思
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 18日、コリン・パウエル元国務長官(84)の死去を悼む声が米政界から上がった。パウエル氏は黒人初の米軍制服組トップの統合参謀本部議長、国務長官を務めた。バイデン米大統領は同日、声明を発表し、「パウエル氏は、人種の壁を繰り返し壊し、政府機関で働こうとする人々の先駆者となった」とたたえた。

 パウエル氏は18日朝、新型コロナウイルス感染に伴う合併症で死去。米メディアによると、パウエル氏はファイザー製ワクチンを今年初めと2月の計2回接種。しかし、血液のがんである多発性骨髄腫を患っていたうえ、パーキンソン病も発症していたという。

 バイデン氏は18日に発表した声明で、「(妻の)ジルと私は、私の親愛なる友であり、比類なき名誉と尊厳をもつ愛国者の死去を、深く悲しんでいる」とその死を悼み、「次世代のリーダーシップのために自分の人生を捧げてきた」と称賛した。パウエル氏が国務長官を務めた当時の大統領、ジョージ・W・ブッシュ氏も同日の声明で、「パウエル氏の死を深く悲しんでいる。多くの大統領がパウエル将軍の助言と経験を頼りにしてきた」と記した。

 パウエル氏が黒人として米軍高官や米政府高官の要職を務める道を切り開いたのち、黒人初のオバマ大統領、そしてオースティン国防長官が続いた。

功績たたえるオバマ氏、エピソードも披露

 オバマ元大統領は同日の声明…

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