梅本・国際交流基金理事長、朝日地球会議で挨拶 「日米対話を支援」

【動画】国際交流基金理事長あいさつ
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、1日目の17日、梅本和義・国際交流基金理事長の特別共催者あいさつを配信した。主な内容は次の通り。

 新型コロナウイルスによるパンデミックは、感染症対策の重要性に加えて、社会の分断や格差の拡大など社会的な問題をもより明らかにしてきました。

 国際交流基金日米センターではこうした変化をふまえ、これから重点的に支援する三つのテーマを選びました。「レジリエントな社会の構築」「社会的包摂の実現」「科学技術で豊かな社会の創造」です。

 民主主義という価値を共有し、大きな経済力を有する日米が、課題解決に向けて大きな役割を果たすことが期待されています。両国の対話と交流を支援することで、多様な層のネットワークを積み重ね、相互理解に基づく国と国との関係強化に貢献していきたいと考えています。

 東京大学未来ビジョン研究センターが扱うテーマのうち「人と自然」では現在、地球のキャパシティーの限界が議論されています。気候変動だけではなく生物多様性、海洋酸性化、淡水の確保などに立ち向かわなければなりません。

 自然のリスクは、新型コロナといったグローバルな保健リスクに連関していきます。オンライン交流が進むとプライバシーなどデジタルリスクも生じます。こうした複合的なリスクに対応するには、例えば「食」を通じて環境と健康を同時に考えるなど統合的に扱うことが必要になります。

 リスク対応の担い手も多様化し、特に企業の役割が増えています。金融機関の投資先による環境影響の透明化や、各企業の調達先を含めたグリーン化も求められています。

 ぜひ各セッションを見て相互に結びついている課題を考えてみてください。