チョコレートから考える児童労働 問題解決のため日本ができることは

コーディネーター・北郷美由紀
【動画】チョコレートから考える児童労働
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、3日目の19日、パネル討論「チョコレートから考える児童労働」を配信した。世界の子どもの10人に1人が大人のように働いている。チョコレート原料のカカオが作られる現場はその典型例だ。日本で使われるカカオの約8割を生産する西アフリカガーナで活動する国際協力NGO「ACE」の白木朋子事務局長と、農家を支援するカカオ商社「立花商店」の生田渉さんと課題のありかと解決への道筋を考えた。

 ACEは10村で555人の子どもを児童労働から解放し、通学につなげてきた。生田さんはそうした村のカカオを日本へ届ける手伝いをしてきた。だが、手応えはあっても、問題の解決にはほど遠い。

 白木さんが期待するのは、自身もかかわる、児童労働を防ぐ仕組みを持つ地域を認定するガーナ政府の新たな制度だ。「他の生産国や、パームや砂糖などの産品にも広がるよう、日本の企業と消費者は応援できる力がある」。生田さんは百円のチョコレートのうち農家の取り分は6円60銭しかない構造を変える必要性を指摘した。

 児童救出の活動でノーベル平和賞を受賞したインドのカイラシュ・サティヤルティさんはビデオメッセージで、主要7カ国(G7)の支出の2日分で問題を解決できると指摘、基金の創設を呼びかけた。生田さんは「他社との違いを出すための社会貢献ではなく、業界全体で取り組めばインパクトを出せる」と応じた。

 子どもの権利を守ることや、働いても貧しい状況の改善は日本の課題でもある。地続きの問題として、児童労働を捉えていく必要性も指摘された。(コーディネーター・北郷美由紀)

 世界の子どもの10人に1人が大人のように働いている。チョコレート原料のカカオが作られる現場はその典型例だ。日本で使われるカカオの約8割を生産する西アフリカのガーナで活動する国際協力NGO「ACE」の白木朋子事務局長と、農家を支援するカカオ商社「立花商店」の生田渉さんと課題のありかと解決への道筋を考えた。

 ACEは10村で555人の子どもを児童労働から解放し、通学につなげてきた。生田さんはそうした村のカカオを日本へ届ける手伝いをしてきた。だが、手応えはあっても、問題の解決にはほど遠い。

 白木さんが期待するのは、自身もかかわる、児童労働を防ぐ仕組みを持つ地域を認定するガーナ政府の新たな制度だ。「他の生産国や、パームや砂糖などの産品にも広がるよう、日本の企業と消費者は応援できる力がある」。生田さんは100円のチョコレートのうち農家の取り分は6円60銭しかない構造を変える必要性を指摘した。

 児童救出の活動でノーベル平和賞を受賞したインドのカイラシュ・サティヤルティさんはビデオメッセージで、主要7カ国(G7)の支出の2日分で問題を解決できると指摘、基金の創設を呼びかけた。生田さんは「他社との違いを出すための社会貢献ではなく、業界全体で取り組めばインパクトを出せる」と応じた。

 子どもの権利を守ることや、働いても貧しい状況の改善は日本の課題でもある。地続きの問題として、児童労働を捉えていく必要性も指摘された。(コーディネーター・北郷美由紀)