衆院選が公示、コロナ対応・経済政策など論戦へ 各党党首の第一声は

2021衆院選

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 第49回衆議院選挙が19日に公示され、12日間の選挙戦が始まった。衆院選は4年ぶりで、この間の安倍、菅、岸田政権の政権運営の実績などが問われる。「第6波」を見据えた新型コロナウイルスへの対応のほか、コロナ禍で傷んだ経済の立て直し策などをめぐり、論戦が展開される。31日に投開票される。

 与党が過半数を確保して連立政権を継続するか、立憲民主党を中心に共闘を進める野党が勢力を伸ばして政権交代を実現できるのかが焦点となる。与野党は、格差を是正するための分配のあり方などを含む経済政策に力を入れており、各党の主張に注目が集まる。

 自民党総裁岸田文雄首相は福島市内での第一声で「コロナで国は岐路に立たされた。これからどうするかを選ぶ選挙がスタートする」と訴えた。「東日本の復興なくして日本の再生なし」とし、「成長の果実を給与という形で分配していく」と述べた。党総裁選の際にも掲げた「ノート」を取り出し、「国民の声を書きとめてきた。国民と協力して明日を切りひらいていく」と語った。

 公明党山口那津男代表は川崎市のJR川崎駅前で第一声。「コロナで傷んだ日本の社会を再生していくために、どの政権にゆだねるかが問われる選挙だ」とし、野党の選挙協力を「選択すべき政権の姿がはっきりしない」と批判した。「政権選択は自公連立政権しかない」と強調した。

 立憲民主党の枝野幸男代表は松江市内での第一声で、「所得を再分配し、一億総中流社会を取り戻し、老後や子育て、教育、雇用の不安を小さくしていく」と訴えた。「政権選択の選挙がスタートした」と述べ、「まっとうな政治を取り戻そう。時代遅れになった政治を変えよう」と政権交代を呼びかけた。

 共産党志位和夫委員長は東京のJR新宿駅前で、「国民の声を聞かない自民党と公明党の政権を続けるか、野党共闘で国民の声が生きる新しい政権をつくるか、政権選択の歴史的な選挙」と強調。「安倍、菅政権を引き継ぐ岸田政権にこの国の政治を任せるわけにはいかない」と話した。

 日本維新の会松井一郎代表(大阪市長)は大阪市内で演説し、「分配の原資をどうするか。税金の使い方で無駄なところにメスを入れる」と主張。「大阪の(行財政)改革を永田町霞が関で広げられる力を与えてほしい」と述べた。

 国民民主党玉木雄一郎代表は長崎市内で、「傷ついた経済、暮らし、社会の立て直しに最優先で取り組む」と語った。「積極財政に転換し、給料が上がる経済を取り戻す」とも述べた。教育・科学技術予算を倍増するとし、政治の信頼回復に注力すると訴えた。

 れいわ新選組山本太郎代表はJR新宿駅前で第一声。「コロナが来る前から、この国はすでに地盤沈下した経済の中で多くの人々が苦しんでいる。徹底的に国がお金を出して支えなければ、社会は崩壊してしまう」として積極財政を訴えた。

 社民党福島瑞穂党首広島市で第一声。「命と人権が守られる社会を」と訴え、選択的夫婦別姓導入や脱原発なども主張した。NHK党立花孝志党首は都内のNHK前で「NHKをぶっ壊す」の公約を「受信料制度をぶっ壊していくという意味だ」と語った。

 今回の衆院選は定数465(小選挙区289、比例区176)で争われる。

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