東山魁夷の偽版画、交換会で販売した疑い 元画商を追送検

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 有名画家の作品を元にした偽の版画が大量に流通した事件で、警視庁は19日、大阪市北区にあった画廊「かとう美術」の元代表、加藤雄三容疑者(53)=大阪府池田市著作権法違反の罪で起訴=を同法違反(頒布)容疑で追送検した。偽造だけでなく、客への販売も裏付けたとしている。

 生活経済課によると、加藤容疑者は2018年2月と20年7月、東京都中央区であった美術品の交換会で、日本画家・東山魁夷(1908~99)の作品「草青む」と「風吹く浜」の複製品計2枚(計73万円)を画商2人に販売し、遺族らが持つ著作権を侵害した疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。

 同課は、いずれも奈良県大和郡山市で工房を営む版画作家の北畑雅史被告(67)=著作権法違反罪で起訴=が作製したとみており、警視庁による鑑定で偽物とわかった。