県警Vチューバー動画は「性的アニメ」か 抗議で削除、連鎖した批判

有料会員記事

藤谷和広
[PR]

 千葉県警が交通安全PRの動画に起用した「バーチャル・ユーチューバー(Vチューバー)」が、全国フェミニスト議員連盟から「性的に描いている」との指摘を受けて動画が削除された。その後、指摘した議連にも批判が起きており、公的機関の広報のあり方や表現の自由をめぐって議論を呼んでいる。

目的は交通安全 事務所は反論「見た目の判断こそ女性蔑視」

 問題となった動画は、歩行者向け(約30秒)と自転車運転者向け(約3分)の2本。金髪でセーラー服のような衣装を着た「戸定梨香(とじょうりんか)」が登場し、「反射機材をつけよう」と促したり、「ヘルメットをかぶろう」と呼びかけたりしている。

 Vチューバーは、本人は登場せず、仮想のキャラクター姿を借りて「YouTube(ユーチューブ)」に動画を投稿する。戸定梨香は市内の芸能事務所に所属し、昨年から活動を始めた。名前は、市内にある国の重要文化財「戸定邸」や特産の梨からとっている。松戸署が、若者への効果的な啓発にしようと、起用を決め、動画は7月中旬にユーチューブの県警公式アカウントで公開された。

 しかし、8月末に増田薫・松戸市議が共同代表を務める「全国フェミニスト議員連盟」が、「腹やへそを露出している」「体を動かす度に大きな胸が揺れる」などとして県警に抗議文を送付。「公共機関である警察署が、女児を性的対象とするようなアニメキャラクターを採用することは絶対にあってはならない」とし、動画の削除や当局の謝罪を求めた。

 抗議を受け、県警は9月10…

この記事は有料会員記事です。残り1511文字有料会員になると続きをお読みいただけます。