次の旅「ガチャガチャ」で出たとこ勝負 心斎橋と渋谷に「旅くじ」

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染田屋竜太
【動画】旅先はガチャガチャで? 1回5千円の「旅くじ」人気=染田屋竜太撮影
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 いわゆる「ガチャガチャ」で旅の目的地を決める。そんな自動販売機が話題だ。大阪・心斎橋パルコに8月に初登場し、今月は東京・渋谷パルコにも。ユニークな取り組みで知られる関西の格安航空会社パルコが手を組み、コロナ禍の下でも「何かおもしろいことを」と考えた。

 「わあ、奄美や」。10月の平日、心斎橋パルコで「旅くじ」の販売機から出たピンクのカプセルを開けた兵庫県川西市の女性が声を上げた。関西空港を本拠とする航空会社ピーチ・アビエーション関西空港奄美空港鹿児島県)間の往復に使えるポイントの交換コードが書かれたチケットが入っていた。

 「大阪に来るついでに寄ってみた。南の方がいいと思っていたからうれしい」

 旅くじは心斎橋パルコで8月にスタートした。ガチャガチャ風の販売機に5千円札を入れるとチケット入りのカプセルが出てくる。

 行き先はピーチの関空発着便がある東京、福岡、釧路(北海道)、石垣(沖縄県)など13カ所。当たるポイントは6千円以上に相当する。ピーチの運賃は時期によって大幅に変動するので、セールの時にポイントだけで往復運賃がまかなえることもあるが、ポイントで足りない分は差額を自己負担する必要がある。

 設置場所は、パルコの新規事業でもあるコワーキングスペースSkiiMa(スキーマ)だ。昨年11月に旧大丸心斎橋店北館にオープンした心斎橋パルコの4階で、現在は30以上の企業や個人が利用している。

 ピーチは今年8月からスキーマに社員を常駐させるようになった。これまでも機内食で大阪名物のお好み焼きを出したり、関西弁で機内アナウンスをしたりといったユニークなサービスを提供してきた会社だ。常駐を機にパルコの担当者と「何かできないか」と知恵を絞るうち、旅くじのアイデアが生まれた。

 パルコ・ワーキングスペース事業部の城戸かなめさんは「人が『集まる』スペースにワクワクするようなしかけをつくりたかった」と話す。

 その「しかけ」の一つが旅くじのチケットに書かれた「ミッション」だ。例えば行き先が札幌の場合は「時計台に行って、(持参した)自分の家の時計の時刻を合わせてきて!」。

 ピーチ・カスタマー&ブランドコミュニケーション部の小笹俊太郎さんは、「頻度が減ったからこそ、一つ一つの旅行が楽しみになるようにしたかった」と話す。

 「1日1個売れればいいと思…

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