党派越え愛された「グッドガイ」 パウエル氏は合意形成を体現した

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アメリカ総局長・望月洋嗣
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 18日に84歳で亡くなったコリン・パウエル元国務長官には、民主党共和党の政治家がそろって哀悼の意を表明した。人なつこさやユーモアで国民的な人気を得た共和党の穏健派は、ときに民主党との協力も辞さない超党派の姿勢も高く評価された。イラク戦争開戦につながった国連演説を「人生の汚点」と悔いたパウエル氏は、党派を超えた協力を体現した政治家としても、米国民の記憶に刻まれている。

 パウエル氏は、共和党のレーガン政権で、1980年代末に安全保障担当の補佐官を務め、その後のブッシュ(父)政権で軍人の最高ポストである統合参謀本部議長に黒人として初めて就任。米軍のパナマ侵攻や湾岸戦争の指揮で成果を上げたことで名声を得た。1996年の米大統領選では国民的な人気を背景に立候補が取り沙汰された。

 のちに対テロ戦をめぐって対立もしたラムズフェルド元国防長官(故人)は、パウエル氏について「とても多くの米国人に敬愛されていた。私もその一人だった」と回顧録に記している。

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