「民主主義の土台」揺らぐ英国 有権者との対面会合、継続か中断か

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ロンドン=金成隆一
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 英国でデビッド・エイメス下院議員が刺殺されたテロ事件をめぐり、英国の政界が揺れている。伝統的に「民主主義の土台」として有権者との対話を大切にしてきたが、地元で活動中に殺害された下院議員は5年余りで2人目になる。これまでの手法を貫く議員がいる一方、オンライン形式などの安全対策に取り組む議員も出てきた。

 女性議員のキャロライン・ノークス氏は、当面は会合をオンラインか電話で開くと決めた。スタッフも全員が女性で、これまで繰り返し脅迫を受けてきたという。

 「ウェストミンスター(英議会)では守られているが、地元の会合で何か起きた場合、私と女性スタッフ1人にいったい何ができるのか? これが厳しい現実だ」とBBCの取材に対して不安を語った。

 対面式を再開する場合、安全のため、名前と住所が確認できる証明書の提示を入場時に求めることや、透明ケースに入れたもの以外は持ち込みを断ることを検討しているという。

 英国では2016年、ジョー…

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