奈良・香芝元市議会議長を収賄の疑いで逮捕 大阪地検特捜部

[PR]

 奈良県香芝市にあるごみ焼却施設の工事などをめぐり、業者側から現金を受け取ったとして、大阪地検特捜部は19日、元市議会議長の北川重信容疑者(72)=同県御所市=を収賄容疑で逮捕し、発表した。関係者によると、北川容疑者は容疑を否認しているという。

 特捜部によると、北川容疑者はごみ焼却施設「美濃園」を管理する「香芝・王寺環境施設組合」の議員だった2018年3月~19年3月、美濃園の新設工事や焼却炉の定期修繕工事の発注に関して、有利な取り計らいを受けたい趣旨と知りながら、焼却炉メーカーの顧問をしていた男性(72)から13回にわたり、計約479万円を受け取った疑いがある。

 特捜部は19日午後、北川容疑者宅を家宅捜索した。

 美濃園によると、18年まで1社との随意契約だった定期修繕工事について、北川容疑者がほかの業者も参入できるよう要望。19年から一部の工事が指名競争入札になった。焼却炉メーカーは入札に参加できるようになったが、受注できなかったという。

 香芝市議会によると、北川容疑者は市議を6期務め、15~16年には議長を務めたが今年3月の市議選で落選。市議会の任命で同組合の議員をしていた。組合の元職員は朝日新聞の取材に「(北川容疑者は)よく組合の事務所に来ては『受注できる仕事はないか』と言っていた」と話した。