大型ショッピングセンターの開業相次ぐ愛知 名古屋、春日井に新施設

根本晃
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 愛知県内で大型ショッピングセンター(SC)の進出が相次いでいる。19日、「イオンモール名古屋ノリタケガーデン」(名古屋市西区則武新町3丁目)と「イーアス春日井」(春日井市六軒屋町)の内覧会がそれぞれ開かれた。

 ノリタケガーデンはイオンモール初のオフィス併設型施設。オフィス部分は20日、商業部分は27日に正式オープンする。延べ床面積約14万平方メートル。駐車場約2100台分。地上6階建てで、1~3階が商業施設、4~6階にオフィスが入る。スーパーのイオンスタイルのほか、書店やレストランなど約150店。オフィスには名古屋外国語大学(日進市)のサテライトキャンパスなどが入り、入居率は現時点で7割程度という。

 春日井市で最大の商業施設となるイーアスは、22日に正式開業。国道19号沿いで名古屋駅から車で40分程度。地上3階建て、延べ床面積約8万2千平方メートル。駐車場約2100台分。スーパーの西友をはじめ、国内最大級の無印良品、エンターテインメント施設のラウンドワンなど61店舗が入る。

 19年に閉店した商業施設「ザ・モール春日井Part1」の跡地で、大和ハウス工業が開発を手がけた。同社の担当者は「半径5キロ商圏に裕福な方が多い。商業施設としては非常にチャンスがある」と話す。

 愛知県の主な大型SCは、17年にプライムツリー赤池(日進市)、18年にららぽーと名古屋みなとアクルス(名古屋市港区)、20年にららぽーと愛知東郷(東郷町)が相次ぎオープン。23年春にはイオンモールが豊川市内にも開業を予定。群雄割拠の状態が続いている。

 大型SCの好調の陰で苦境が続くのが地方百貨店だ。20年に「ほの国百貨店」(豊橋市)と西武岡崎店(岡崎市)、今年9月に松坂屋豊田店(豊田市)が閉店。三河地方からは百貨店が無くなった。

 OKB総研の中村紘子主任研究員は「大型SCは広大な店舗の中で幅広い商品を取りそろえ、あらゆる年齢層、生活スタイルの消費者ニーズにより対応している。また東海地方は車社会なので、広大な駐車場を確保できることも利点がある」と指摘している。(根本晃)