第1回球団の顔が次々去った3年前 あの転換でオリックスは生まれ変わった

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辻隆徳
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 3年前の春にスポーツ部に異動してきて、初めて担当チームを持ったのがプロ野球オリックス・バファローズだった。2018年。いま振り返れば、ひとつの「転換期」だったと感じる。そして、チームの雰囲気は指揮官によって変わる――。25年ぶりの優勝を成し遂げた選手たちを見ていると、そう思わずにはいられない。

 2018年は福良淳一監督の3年目。過去2年は6位、4位。結果が求められるシーズンだった。

 野手では宗佑磨や福田周平、投手では山本由伸や田嶋大樹ら若手の起用はあったが、中島宏之や小谷野栄一を中軸で先発させることも多かった。

 結局、ベテラン頼みを抜け出せず、65勝73敗5分けの4位に終わった。福良監督はこの年限りで退任となった。

 そしてこのオフ、立て続けに大きな動きがあった。

 18年シーズンの開幕投手を務め、チームでただ一人、2桁勝利を挙げた西勇輝フリーエージェント(FA)宣言して阪神に移籍した。さらに、沢村賞投手の金子弌大が自由契約となり、日本ハムに入団した。

 小谷野の現役引退や中島の退団も重なり、「球団の顔」が次々といなくなった。

 忘れられない出来事がある。自由契約が明らかになる1週間前。2軍の練習施設で金子は報道陣を集めて、30分以上も自身の思いを話してくれた。

 「若返りをしているチームに…

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