新首相で「熱気のはずが」 野党共闘「離れる有権者も」 熱戦火ぶた

有料会員記事2021衆院選

池尻和生、岡村夏樹 三輪さち子
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 「政権選択」選挙が始まった。7年8カ月に及んだ安倍政権を経て、1年で行き詰まった菅政権の後継として発足したばかりの岸田政権は、異例の短期決戦で守りの布陣を敷く。「1強多弱」といわれた野党側は候補者一本化の構図をつくって反転攻勢を仕掛ける。

 自民党総裁岸田文雄首相が福島市での第一声で繰り返し強調したのは、「新しい時代」への呼びかけだ。

 「成長の果実を給与という形で分配していく。お金を使ってもらえば次の成長につながっていく。こうした成長と分配の好循環を実現することで、私たちは新しい日本、未来を切り開いていくことができる」

 安倍、菅両政権から岸田政権へと続いたこの4年間は、森友学園をめぐる公文書改ざんや、閣僚らの「政治とカネ」に関する不祥事が相次いだ。そこにコロナ禍が直撃。今年に入ると、4月の衆参3選挙東京都議選横浜市長選などの大型選挙で自民党の敗北が続いた。

 衆院選が迫るなか、内閣支持率の低迷に浮足だった自民党内では「選挙の顔」の掛け替えを求める声が噴出。9月の総裁選で新たな「顔」に選ばれた岸田氏は、これまでの流れを食い止めようと解散から投開票まで17日間という戦後最短の短期決戦の勝負に出た。

自民「単独過半数なら御の字」 立憲「30議席増えれば十分」

 2017年の前回衆院選では…

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