「対馬の将来像」考えた 高校生がアクションプラン発表

対馬通信員・佐藤雄二
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 離島・対馬の現状や課題を学んだ長崎県立対馬高校(同県対馬市)の生徒たちが、ふるさとの将来のためゼミで話し合って考えた「アクションプラン」を披露する発表会が10日、同校であった。

 対馬の自然や文化、地域づくりなどについて学ぶオンライン市民講座「対馬グローカル大学」の今年度の試み。対馬高の3年生有志23人が6月から月2回ほど集まり、対馬の「SDGs」(持続可能な開発目標)に向け、取り組みたいテーマや、理想の対馬の将来像をそれぞれ考えた。

 参加者はいずれも進学希望で、卒業後は島外に出る予定の生徒たち。対馬を離れてどう郷里と関わるか、それぞれがまとめ、比田勝尚喜市長や大学教員らを前に発表した。

 平田祥一朗さんが発表したのは、よりよい対馬を作ろうとする市民同士の連携に役立つアプリの開発だ。悪いうわさはすぐ広がるのに、いいうわさや欲しい情報があまり共有されないと感じて、プランを立てた。

 「大学で情報科学を学びたいと思うようになった。外でキャリアを積み、対馬に帰って起業し、システム開発を通じて地域の課題解決に取り組みたい」と話した。

 高校生ゼミを担当した市島おこし協働隊学生研究員の高田陽さん(25)は、「正解がない課題について様々な分野にまたがる提案ができていた。活動を通じて自分の将来について考えた生徒も多いと思う。様々な人とつながり、課題解決の種も生まれたと思うので、修了後も継続して取り組んでいってほしい」と話した。(対馬通信員・佐藤雄二)