初の衆院選の野党共闘 217選挙区で一本化、強さには濃淡か

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北見英城、横山翼、南彰
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 政権選択選挙とされる衆院選で初めて「野党共闘」が成し遂げられた。野党第1党の立憲民主党を中心に、全国289選挙区の75%となる217選挙区で候補者が一本化された。与野党による事実上の一騎打ちは約140選挙区とされ、激しい選挙戦が繰り広げられそうだ。

 「野党共闘」陣営の候補者一本化は、立憲と共産、国民民主、れいわ新選組社民の計5党で行われた。

 立憲、共産、れいわ、社民の4党は、野党共闘を呼びかける市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)が主導した共通政策で合意した。一方、立憲と国民民主は、両党の支援団体である連合を介して政策協定を結んだ。

 朝日新聞の集計では、5党のいずれかの公認候補で一本化された選挙区は213ある。内訳では、立憲の候補に一本化されたのがもっとも多く160人になった。次に共産が39人となり、国民民主7人、社民6人、れいわ1人と続いた。

 さらに野党系無所属の4人についても、立憲は「一本化」候補と説明する。茨城1区の福島伸享氏、埼玉8区の小野塚勝俊氏、新潟5区の米山隆一氏、徳島1区の仁木博文氏だ。

 この結果、宮城、秋田、山形、福島、群馬、福井、長野、和歌山、鳥取、山口、香川、高知、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の18県では、全選挙区で野党候補が一本化されたことになる。

 前回の2017年衆院選では、旧民進党が希望の党と立憲などに分裂。野党系候補者が乱立し、与党と事実上の一騎打ちになった選挙区は57にとどまった。今回は、第三極の候補もなく、「野党共闘」候補が与党の候補と事実上の一騎打ちとなるのは約140に上る。

「逆転」する選挙区は63

 前回の衆院選の結果から、立…

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2021衆院選

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